1973-04-03 第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
もう農林省の言うことは聞かない、われわれはこんな安い加工乳ではもう生活できないから、実力で市乳で売り出すんだと、そういう全国酪農民同士の熾烈な対立に入った場合、その調整能力がありますか。その調整をするにはもう少し上げておかなければ、そう言うなということは言えぬのでしょう。キロ二十円もの格差ができて、全国平均は確かに六十八円ぐらいになっているのでしょう。
もう農林省の言うことは聞かない、われわれはこんな安い加工乳ではもう生活できないから、実力で市乳で売り出すんだと、そういう全国酪農民同士の熾烈な対立に入った場合、その調整能力がありますか。その調整をするにはもう少し上げておかなければ、そう言うなということは言えぬのでしょう。キロ二十円もの格差ができて、全国平均は確かに六十八円ぐらいになっているのでしょう。
ことしの市乳向け原料乳価につきましては、先ほどちょっと日高さんからお話がありましたように、去る三月八日の全国酪農民大会におきまして、キロ当たり五円の値上げを要求するということで、大会の当日、正式に大手四社に対して要請が行なわれたわけでございます。
むしろこの日本の酪農振興という立場から見れば、全国酪農民大会、何か二つか三つの大会が持たれたようだが、共通して読み取れることは、やはりこの乳製品の輸入を抑制せよ、そういうことにある。抑制するということは、単に政策的に押えるだけじゃこれはきかんわけだ。そんな単純なことではいかんのだから、やはりいろいろなバック・ポリシーが必要だと思う。
この点は、酪農を農政の柱とする政府の姿勢を示したものとして、全国酪農民の不安を一掃し、深く政府の態度に敬意を表する次第であります。しかしながら、わが国のような自然条件のところで酪農を発展せしむるには、なお幾多の困難な条件が予想される。
これは日本の、この種の対策としては画期的な意義を持っておるとわれわれは注目しておったのでありますが、このような事態になったということは、関係者が申請をし、また中央調停が始まったということは、昨年の九月十日、全国酪農民大会実行委員会の代表者が、赤城農林大臣に衷情を訴えて面会をしてお願いをした際に、農林大臣の御勧奨によってなされたものだと聞いております。間違いないと思います。
○渡辺勘吉君 私はこの委員会で牛乳をめぐる政府の諸施策について、関係閣僚並びに公正取引委員長にその具体的な考え方をたださんとするものでありますが、あたかも、きょうは日比谷公会堂で全国酪農民総決起大会が、全国の酪農民三千名をもって集会をいたしております。
この生乳の引き下げについて、全国酪農民大会実行委員会委員長が一月十日に公正取引委員会の委員長に独禁法違反容疑について審査依頼を提出をいたしたはずでありますが、これを受理されたのかどうか、受理されたとすれば、受理をしてから今日までの委員会がおとりになったその内容について、経過をお聞かせを願いたいと思います。
○小沼政府委員 ただいま御指摘ございましたように、一月の九日に全国酪農民代表の方から、昨年末の乳価一斉値下げは独禁法違反の協定によるものである、従ってこれに対して審査を進められるようにという提訴がございまして、それを正式な事件に取り上げて、現在事務局の審査部で調査中でございます。また昨日、他の団体から同じような趣旨の提訴が出されておりまして、目下すでに審査の実行段階でございます。
次に、牛乳価格の暴落による酪農危機の打開につきましては、現在、政府は全く無為無策の状態であり、全国酪農民の不安と動揺は日ごとに増大し、政府に対し緊急の措置を強く要求しておるのであります。 元来、乳価は夏になると引き上るのが通例でありますが、本年は、異例にも、七月一日を期して乳業会社が一方的に乳価引き下げを行い、農民が応じなければ受け入れ拒否の挙にさえも出ようとしておるのであります。
殊に国民の消費者の立場を考慮し、全国酪農民、牧場業、乳牛生産者の代表の意見としまして、高温の提唱者でありますことを冒頭に申上げます。 本日のこの高温、低温ということについて、冒頭に一番申上げたいのは、現在の厚生省令五十二号の殺菌温度において、高温ということを実際上認めてあるのであります。
これは先般、御承知の通り全国酪農民大会というものが開かれて、これは生産者の立場においても是非とも国の大きな方針に従つて、酪農振興に努力して来た今日、一番隘路になつておるのはこれは牛乳が高過ぎるということなんです。
この九月一日の乳価の引下げは、全国酪農民が非常な反対であるのはもう御承知の通りでありますがこれに対して私は、その生産者を代表しております農林当局、ことに畜産当局においても、必ずこれは何らかの手を考えておられるに違いないと思います。そこでこれに対して政務次官は、いかなる手段を講じてこれに対処して行かれるか。将来についての御抱負なりお考えを承つておきたいと思います。